職場の空気を変えるコンセンサスビルディング

職場の雰囲気、人間関係を劇的によくする合意形成の技術【コンセンサスビルディング】についてご紹介します

納得しないことで組織は壊れる

一般社団法人日本コンセンサスビルディング協会認定講師
三好清太郎です。

本日はコンセンサスビルディングのお話です。

世の中、納得できない時ってありませんか?

以前いた会社で貴重な(笑)

体験をさせて頂きました。

 
典型的なワンマン企業。

経営者は自分の気持ちに「とても」素直な方。

生き残るためには、

社長のツボを押さえる事が求められます。

生きるって大変(笑)。


私は東京営業所の副所長をしていました。

関西方面には2つの営業所があり、

営業方針や戦略は

それぞれの営業所に任されていたのです。

 

上期は営業成績も目標をクリアし、

他の拠点と遜色ない成績。

しかし下期にはいった途端、

B営業所と同じ営業戦略を取るようにとの指示が・・・。

ざっくりいうと真逆のことをやるイメージです。

 

東京の営業所全員を集めた会議で社長がこう説明されました。

 

A部長は優秀で考え方も素晴らしい!!

 君たちはまだ経験が足りないからA部長の戦略で行く!」

 

A部長は伸ばした髭に手を当てて、得意気な表情。

 

聞いた我々は、会社の決定ながら、

「な・・・なんでだよ?」

という気持ちを抱きました。

ただ会社員なので、もちろん決定には従い、

B営業所と同じ戦略を実施。


経験が足りないと上から目線で言われた挙句、

トップダウンの決定に

営業所の雰囲気は悪化の一途。

 

納得できないまま、

不慣れな戦略を実施した結果、

拠点の営業数字が以前の20%に落ち込んだのです。

 

売上が落ち込んだことで

経営者に直接、

社員が詰められるようになり、

退職者が多数出たことは言うまでもありません。


戦略が変わったことは

社長の判断なので仕方ありません。

A部長は社長のツボをつかみ、

自分の戦略を他拠点にも実施させた。

私にはなかったサラリーマンに必要な能力です。

ただ頭ごなしのトップダウンの決定が、

不満を呼び、

組織を壊す負の連鎖を生んだのです。

 
「納得しないことの怖さ」を学びました、

痛いほど。


いやあ、ほんとに痛かった。


この経験から私は、

「納得」を創りだせる

コンセンサスビルディングを拡めたいと

強く思うようになりました。

 

コンセンサスビルディングは、

トップダウンでも多数決でもない

意思決定法です。

なるべく全員が勝者になるように

参加者全員で話し合いをし、

合意形成を目指していきます。


そして合意形成以上に大事なのは、

決まった事に対する「納得感」!

納得ができれば、

行動、成果、人間関係が

いい方向に行く可能性が高まると私は思っています。


コンセンサスビルディングで納得した

決定事項を多く生めるように、

動いていきたいと思っています!


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ありがとうございました (*^▽^*)
本日もグッドライフを!